疲れたとき、食欲がない夏など、甘酒がオススメです。甘酒は、ブドウ糖を中心に、糀が糖化する際に生まれる、多種のアミノ酸、葉酸、ビタミンB群、ペプチド類等さまざまな栄養が含まれています。
甘酒はエネルギー補給に即効性があることから「飲む点滴」とも呼ばれています。私たちが生きる上で欠かせないエネルギー源・ブドウ糖が多いだけでなく、体内で糖質をエネルギーに変えるビタミンB群も豊富に含まれています。甘酒は液体なので、体内への吸収も早く、体への影響も即効性の高い飲物です。激しい運動のあとや、疲れたときの疲労回復には、甘酒がぴったり。ビタミンB群は脳の疲れにも効果的。不足するとイライラしたり、集中力が低下するといわれているので、積極的に摂りたい栄養のひとつです。
葉酸もビタミンB群の仲間。特に造血作用があるので、特に貧血気味の人にも頼もしい味方です。冬に目にする機会の多い甘酒ですが、実は甘酒の季語は夏。暑さ厳しい季節に、夏バテ防止の栄養ドリンクだったようです。酒と名が付いていますが、アルコールはゼロ。子どもから大人まで安心して栄養補給ができます。
甘酒は腸内環境にも働きかけ、現代人の悩みのひとつである便秘解消にも働きかけます。甘酒には食物繊維やオリゴ糖が含まれ、腸内環境の改善に効果を発揮します。腸内のコレステロールや胆汁酸を吸収して排泄する働きもあります。甘酒は手軽な栄養ドリンクとして、砂糖の代わりに料理やスイーツの味付けなど、幅広く活用いただけます。